『ロマサガ3』を何周も遊んだ僕が、フルリメイクを楽しみにしている理由

Nintendo Switchに表示した『ロマンシング サガ3』リマスター版のタイトル画面

『ロマンシング サ・ガ3』は、小学生のころから社会人になるまで、何度も遊んだゲームです。

主人公を替え、仲間を替え、使う武器も替える。同じゲームなのに、始めるたびに「今回はどう遊ぼうかな」と考えていました。スーパーファミコンが手元になくなってからも、リマスター版をNintendo Switchでプレイ。久しぶりだったはずが、あっという間にクリアしてしまいました。

そして今、フルリメイク版の『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』が発売予定です。昔はできなかった仲間の組み合わせも試せるらしい。そう聞くと、今度はどう遊ぼうかと考えてしまいます。まずは、僕が何周も遊んだSFC版とリマスター版の話から。

この記事での呼び方作品発売・対応機種
SFC版『ロマンシング サ・ガ3』1995年/スーパーファミコン
リマスター版『ロマンシング サガ3』2019年/Nintendo Switch、PS4、PS Vita、Xbox One、Windows 10、Steam、iOS、Android
フルリメイク版『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』2027年2月16日発売予定(Steam版は17日)/Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、Xbox Series X|S、Xbox on PC、Steam

※リマスター版は複数の機種で発売されています。僕が遊んだのはNintendo Switch版です。SFC版/リマスター版/フルリメイク版の各公式ページを参照しました。

目次

主人公を選んだあとも、ずっと迷える

よく選んでいた主人公は、トーマスとカタリナでした。

※画像は筆者がプレイしたリマスター版です。

トーマスは見た目が好きです(笑)。カタリナは専用BGMがいい曲で、SFC版でもリマスター版でも、主人公に選ばないと仲間にできないところに特別感がありました。

主人公を決めたあとも、誰を仲間にするかで迷いました。強さを調べてパーティを固めるより、そのとき一緒に冒険したいキャラを選ぶ。武器や術も「今回は誰に何を使わせようかな」と考えるのが楽しかったです。

もちろん、キャラによって得意なものは違います。でも毎回効率のいい組み合わせを選んでいたら、僕はここまで何周もしなかったかもしれません。リマスター版ではトーマスで遊びましたが、始める前にはやっぱりほかの主人公も気になりました。

「どうしてこの技を閃かないんだろう」

好きなキャラに好きな武器を使わせていると、「このキャラ、どうしてあの技を閃かないんだろう」と思うこともありました。強い敵と戦うほうが閃きやすいのかな、という感覚はあったんです。

あとで『練磨の書』や攻略サイトを読むと、モンスターごとに「閃きレベル」が設定されているという。キャラによって閃きやすい技も違うし、特定の技から別の技を閃く「派生」もある。なんとなく遊んでいた裏側に、そんな仕組みがあったのかと驚きました。

当時見ていたサイトとは別ですが、閃きレベルや技の派生を詳しく知りたい方には、こちらの攻略・解析ページも参考になります。

宵闇のローブも印象に残っています。仲間のレオニードが着ている、外せない固定装備なのですが、道中で同じ名前のローブを手に入れられます。画面に表示される防御力も同じ。これは強いと思うじゃないですか。でも、手に入るほうは実際の性能が低い。あとで違いを知って、「そこはゲーム中で教えてよ」と思いました(笑)。

調べること自体が楽しかった話でいえば、レアモンも外せません。

SFC版には、データ上は存在するのに、普通に遊んでいても出会えないモンスターがいました。当時のサイトでは目撃情報が出ると、ROMのバージョンが違うのか、何か特殊な条件があるのかと、いろいろな人が検証していました。僕も内部データのことは知らなかったので、「何か出す方法があるのでは」と思いながらプレイしていました。一方で、「いや、それは嘘だろうな」と疑うこともありました。

結局、通常のプレイでは出現しないとわかっていくのですが、当時はそれも知らない。「いるかも、でも嘘かも」と考えながら、みんなで探していたところに、今でもロマンを感じます。

リマスター版の追加ダンジョンでは、そのモンスターたちにも出会えました。昔あれだけ探されていた相手が、固定敵とはいえ今度は普通に遊んでいて出てくる。不思議な感じでしたね。

※リマスター版で出会ったスフィンクス/トウテツ

トレードは毎回、制覇するまで遊んだ

トレードは、各地の会社や物件を買収し、手に入れたところの収益を元手に、さらに買収を進めていくミニゲームです。冒険の寄り道の中でも、僕はこれが特に好きでした。

リマスター版ロマサガ3のトレードで、ピドナホテルの買収交渉をしている画面
リマスター版のトレード画面。買収交渉中の一場面

イベントを進めるだけなら、決められた目標を達成したところで終えてもいい。でも僕は、やり始めると止まらなくなって、毎回すべての会社を買収するまで遊んでいました。

慣れると制覇できてしまうくらいの規模なのですが、当時は「これだけでゲーム一本出してくれないかな」と思っていました(笑)。本編を何周もしているのに、トレードも毎回そこまでやる。自分でもよく飽きなかったなと思います。

物語の余白と、忘れられないラストバトル

『ロマサガ3』には、気になる設定がたくさんあります。ただ、物語のすべてを説明してくれるわけではありません。正直、未完成なのかなと感じるところもありました。

一方で、語られない部分を自分で想像するのも楽しかったです。仲間や武器を替えられることだけでなく、その余白も何周も遊べた理由かもしれません。

ドット絵は今見ても美しいと思います。伊藤賢治さんの音楽も、『ロマサガ3』に限らずシリーズを通して好きな曲ばかり。昔持っていたサントラを手放したことは、今でも後悔しています。

※ここからラストバトルの演出に少し触れます。

ラストバトルの曲は、僕の中では今もこれを超えるラスボス曲がありません。

世界の果てのような場所で背景がスクロールする。トータルエクリプスの演出に、効果音、BGM、そしてボスの強さ。曲だけでなく、あの戦い全体がかっこよかったんです。

フルリメイク版で楽しみにしていること

ここまで書いたのは、僕が遊んだSFC版とリマスター版の話です。発売予定のフルリメイク版では、そのころとは遊び方が変わりそうなところもあります。

たとえば、カタリナ。これまでは主人公に選ばないと仲間にできませんでした。その特別感も好きだったけれど、新作ではどの主人公を選んでも全キャラクターを仲間にできるとのこと。見た目が好きでよく選んでいたトーマスで始めて、カタリナと一緒に旅ができる。昔はできなかった組み合わせです。仲間にすると外しにくかったキャラも、外せるよう調整されているそうです。

この変更は、発売決定記念の公式生放送で説明されています。

好きなキャラに好きな武器を使わせて、「どうしてこの技を閃かないんだろう」と思ったこともありました。あとから仕組みを調べるのは、それはそれで楽しかったです。同じ公式生放送では、新作はどのキャラにも「絶対に閃けない技」はない、という説明がありました。閃きやすさがどう変わるかはまだ分かりませんが、効率のいい組み合わせはきっとあると思います。それでも、まずは好きなキャラに好きな武器を持たせて遊べるなら、僕はそのほうが楽しいです。

旧作の尖った仕様が好きだ、という意見もわかります。僕も攻略本やサイトを読んで、説明されない仕組みを知るのが楽しかったので。ただ、初めて遊ぶ人が仕組みをつかめず途中でやめてしまうのは、もったいないとも思います。新作には目的地を確認しやすくする仕組みや難易度の選択も用意されているそうです。僕が何周も楽しんだ「仲間や武器を自分で選ぶ面白さ」に、初めて遊ぶ人も入りやすくなるのか。そこも実際に確かめてみたいです。

そして、3Dになった世界と物語。昔は自分で想像していた部分を、新作ではどう見せてくれるのだろう。ドット絵で見慣れた場所を3Dで歩けるのも楽しみです。ラストバトルも、やっぱり気になります。

フルリメイク版の雰囲気は、公式の発表トレーラーでも見られます。

最初はトーマスで始めてカタリナを仲間にするつもりでした。でも、カタリナの専用BGMを思い出すと、やっぱり主人公に選びたくなる。せっかくなら、サラで始めてみるのもいいかもしれません。

あの世界をもう一度歩くなら、今度は誰と旅をしよう。フルリメイクが発売されたら、まずは主人公を選ぶところで、またしばらく迷いそうです。

発売日や対応機種、機種ごとの予約先はフルリメイク版の公式サイトで確認できます。

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ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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この記事を書いた人

ガジェットや暮らしを整えることが好きで、ゲームや映画、旅行なども楽しんでいます。翔ログでは、「ほどよい最適化」と「日々の体験談」を2本柱に、実際に使ったものや体験したことを自分の言葉で発信しています。

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