前回の記事では、iPhone 17とPixel 10aの2台をどのように使い分けているのかを紹介しました。
現在、iPhone 17にはドコモと楽天モバイル、Pixel 10aにはpovoを入れ、スマホ2台で合計3回線を利用しています。
3回線と聞くと、通信費が高くなりそうに感じるかもしれません。しかし僕の場合は、dポイントと楽天ポイントの還元を含めて考えると、端末代を除いた実質的な負担は月平均約4,000円です。
ただし、この金額は単純に安い回線だけを選んだ結果ではありません。普段から利用しているドコモと楽天の経済圏を活用し、通信品質や予備回線としての役割まで含めて考えた、僕なりの「ほどよい最適化」です。
今回は、3回線それぞれの役割と料金の内訳、ポイント還元をどのように計算しているのかを紹介します。
料金やポイント還元は、契約内容や利用状況によって異なります。本記事の内容は2026年9月時点の情報であり、金額は僕自身の利用例です。誰でも同じ実質負担になるわけではありません。
スマホ2台・3回線の構成
具体的な回線構成と、それぞれの主な役割は次のとおりです。
| 端末 | 回線 | 主な役割 |
|---|---|---|
| iPhone 17 | ドコモ | メイン回線・普段のデータ通信 |
| iPhone 17 | 楽天モバイル | サブ回線・予備回線 |
| Pixel 10a | povo | 電話番号とSMSの維持 |
iPhone 17はデュアルSIMで運用し、普段のデータ通信にはドコモを使っています。楽天モバイルは、ドコモがつながりにくいときに切り替えられる予備回線です。
Pixel 10aは主に自宅で使うため、通信の中心はWi-Fiです。povoはデータ通信よりも、Pixel側の電話番号とSMSを低コストで維持する目的で契約しています。
3回線の月額料金と実質負担
3回線の料金と、回線契約によって増えるポイントを整理すると、次のようになります。
| 回線 | 月額料金 | 増えるポイント | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| ドコモ ポイ活 MAX | 8,448円 | 5,000ポイント | 3,448円相当 |
| 楽天モバイル | 1,078円 | 約700ポイント | 約378円相当 |
| povo | 月平均約42円 | なし | 約42円 |
| 合計 | 月平均約9,568円 | 約5,700ポイント | 約3,868円 |
月によってポイント数や利用料金が多少変わるため、記事では端数を丸めて「実質月約4,000円」と表現しています。なお、この金額にスマホ本体の代金や通話料などは含めていません。
ドコモ ポイ活 MAXはメイン回線
ドコモでは、データ容量を気にせず使える「ドコモ ポイ活 MAX」を契約しています。
僕の場合は、みんなドコモ割、長期利用割、dカードお支払割、ドコモ光セット割、ドコモでんきセット割が適用され、月額料金は税抜7,680円、税込8,448円です。
さらに、対象となる支払いをdカード PLATINUMにまとめ、ドコモ ポイ活 MAX特典の上限となる月5,000ポイントを獲得しています。
5,000ポイントを1ポイント=1円相当として考えると、実質負担は次のようになります。
8,448円-5,000ポイント=3,448円相当
ドコモは普段のデータ通信に使うメイン回線です。データ容量を細かく気にする必要がないため、外出先でも安心して利用できます。
月5,000ポイントを獲得するには、対象となる決済や支払い方法などの条件を満たす必要があります。dカード PLATINUMの場合は10%還元のため、上限まで受け取るには月約5万円の対象決済が必要です。
なお、dカードの通常利用でもらえるポイントは、ドコモ ポイ活 MAX特典とは別に付与されます。この記事では通常のカード利用分を含めず、回線契約によって増えた5,000ポイントだけを通信費から差し引いています。
ポイ活 MAX特典で進呈されるのはdポイント(期間・用途限定)で、有効期限もあるため、期限内に使い切ることを前提にしています。
今後の変更点として、ドコモは2026年12月利用分以降、「ドコモ ポイ活 MAX」のポイント進呈条件を一部変更すると案内しています。本記事の計算は、2026年9月時点の条件に基づいています。
楽天モバイルは予備回線とSPU目的
楽天モバイルは、毎月のデータ使用量を3GB以内に抑えているため、月額料金は税込1,078円です。
iPhone 17のサブ回線として入れておき、ドコモがつながりにくいときに切り替えられる予備回線として利用しています。
僕が普段利用している神奈川県の湘南エリアでは、楽天モバイルの通信はおおむね安定しています。建物の中など、一部で電波が弱く感じる場所はありますが、普段使いやドコモの予備回線としては十分に機能しています。
通信状況は地域や建物によって異なりますが、少なくとも僕の生活圏では、サブ回線として困る場面はほとんどありません。
もうひとつの目的が、楽天市場のSPUです。楽天モバイルを契約してエントリーすると、楽天市場での買い物に対するポイント倍率が+4倍になります。
僕の普段の利用状況では、楽天モバイルの契約によって増える楽天ポイントは月平均約700ポイントです。
1,078円-約700ポイント=実質約378円相当
予備回線を確保しながら、楽天市場でのポイント還元も増やせるため、現在の僕には相性のよい組み合わせです。
約700ポイントは、楽天市場の通常ポイントや楽天カードの通常還元を含めた合計ではありません。楽天モバイルを契約したことで上乗せされたSPU分だけを、僕の利用実績をもとに月平均で計算しています。
楽天市場での購入額によって獲得ポイントは変わるため、誰でも毎月約700ポイントを受け取れるわけではありません。また、SPUの適用にはエントリーが必要です。
楽天モバイルのSPUによる上乗せ分は期間限定ポイントのため、有効期限にも注意が必要です。
povoはPixel 10aの電話番号維持用
Pixel 10aには、基本料0円のpovoを入れています。
Pixel 10aは主に自宅のWi-Fi環境で使うため、povoで毎月データトッピングを購入する予定はありません。データ通信よりも、Pixel側の電話番号とSMSを低コストで維持することが主な目的です。
回線を維持するため、180日を超えないように「データ使い放題(6時間)」の250円トッピングを購入する予定です。
250円÷6カ月=月平均約42円
実際には毎月42円を支払うわけではありませんが、ほかの回線と比較しやすいように月平均へ換算しています。
povoは、SIMの有効化後、または購入した有料トッピングの有効期限が切れてから180日間、有料トッピングの購入がない場合、事前通知のうえ利用停止となる可能性があります。
暦の「6カ月」は180日を超える場合があるため、有料トッピングの有効期限が切れた日を基準に、少し余裕を持って次のトッピングを購入する必要があります。
3回線の実質負担は月平均約4,000円
以上を合計すると、3回線の月額料金は約9,568円です。そこから、回線契約によって増えたポイント約5,700ポイントを差し引くと、実質負担は約3,868円になります。月によって多少前後するため、この記事では月平均約4,000円としています。
この記事の「実質負担」は、毎月の支払額から、回線契約によって増えたポイントの価値を差し引いた金額です。実際の請求額が毎月約4,000円になるという意味ではありません。
ドコモ公式では、5,000ポイントを税抜料金へ直接充当した場合、ポイ活 MAXの実質料金を税込2,948円と案内しています。この記事では楽天モバイルと計算方法をそろえるため、税込支払額から獲得ポイントを差し引いています。
dカード PLATINUMの年会費は別に必要
今回の実質通信費には、dカード PLATINUMの年会費を含めていません。
dカード PLATINUMの年会費は税込29,700円です。月額に換算すると約2,475円になりますが、僕はドコモ ポイ活 MAXだけでなく、普段の決済やカード特典なども含めて利用しています。
そのため、年会費の全額を通信費として計算するのではなく、別途必要な費用として扱っています。
同じ運用を検討する場合は、ポイント還元だけを見るのではなく、カードの年会費やほかの特典も含めて、自分の利用状況に合うかを確認する必要があります。特に、ドコモ ポイ活 MAXのためだけにdカード PLATINUMを契約する場合は、年会費を含めても得になるか事前に計算したほうがよいと思います。
安さだけを求めるなら格安SIMも選択肢
僕がドコモ ポイ活 MAXと楽天モバイルを契約しているのは、単純に回線料金が最も安いからではありません。
普段からdカードや楽天市場を利用しており、ドコモと楽天、それぞれの経済圏を活用できることが、この組み合わせを選んでいる大きな理由です。通信品質やデータ容量、予備回線としての安心感も含めて考えています。
毎月の通信費だけをできる限り安くしたい場合は、格安SIMやオンライン専用プランを利用したほうが、シンプルかつ低料金で運用できる可能性があります。
この3回線運用が向いている人
今回の3回線運用は、次のような人に向いていると思います。
- 普段からdカードでまとまった金額を決済している
- 楽天市場を利用する機会が多い
- メイン回線はデータ容量を気にせず使いたい
- 通信障害や圏外に備えて予備回線を持ちたい
- サブ端末の電話番号を低コストで維持したい
- 複数の回線やポイントを自分で管理できる
一方で、dカードや楽天市場をあまり使わない人には、同じポイント還元は期待できません。複数回線やトッピングの管理を面倒に感じる場合も、1回線にまとめたり、格安SIMを選んだりしたほうが分かりやすいと思います。
自分が普段使っているサービスと、必要な通信環境に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ|最安よりも自分に合った妥協点を選ぶ
現在の僕は、スマホ2台で3回線を次のように使い分けています。
- ドコモは、普段使いのメイン回線
- 楽天モバイルは、予備回線と楽天市場のSPU
- povoは、Pixel 10aの電話番号とSMSの維持
3回線の支払額から、回線契約によって増えたポイントを差し引くと、実質負担は月平均約4,000円になります。
ただし、料金プラン選びに絶対の正解はないと思っています。通信会社の料金やポイント還元、キャンペーンの内容は今後も変わる可能性があり、現在お得な組み合わせが、ずっと最安とは限りません。
常に最安を狙うなら、料金改定やキャンペーンを日々確認し、その都度プランや回線を見直す必要があります。通信費を抑えられる一方で、情報収集や契約管理の手間も増えてしまいます。
僕の場合は、ドコモと楽天の経済圏を普段から利用していることに加え、通信品質、ポイント還元、予備回線としての安心感、管理にかかる手間まで含めて考えた結果、現在の3回線運用が自分なりの妥協点になりました。
最安だけを追い続けるのではなく、自分が無理なく管理でき、納得して使える状態を選ぶことも、生活の「ほどよい最適化」だと思います。今後も料金や使い方が大きく変わったときには見直しつつ、しばらくはこの形で運用していく予定です。
